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【銀座】てんぷら 近藤、その驚愕の世界【飯テロ】

Byミュルザンヌ@Ship1

こんにちは、ミュルザンヌです。

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今回は銀座で寿司を食べた回に続いて、またしても健全なアークスにあるまじき「高級なお食事」がメインの記事。
ミシュラン2つ星、銀座の「てんぷら 近藤」で美味しい天ぷらを堪能しましたの回です。


【本日のBGM】

Jimmy Cobb Trio - On A Clear Day

たまにはジャズのピアノトリオ物でも…ということで90歳になっても達者にドラム叩いてるジミー・コブが率いる、その名もジミー・コブ・トリオの「オン・ア・クリア・デイ」です。





【申し訳程度のアークス記事】

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先日、PSO2の総プレイ時間が10,000時間を超えました。
このゲームを始める前まではまさかこんなに長くやり続けるとは思わなかったんですけどねぇ。
どこで道を踏み外したんだか。

PS4版のベータテストに参加したのがきっかけで、ここまで来てしまいました。
どうせならサービス終了までにエネミー500万体討伐称号である「ワールドブレイカー」が欲しいところですが、EP4の初期からずっとやり続けてまだ300万体にすら届いていません。
それでも画像を撮った時点で295万体ものエネミーを狩ったのかと思うと、ずいぶん遠いとこまで来たもんだなと思ったりもします。

ゲームそのものに対して細かい不満を言おうものならいくら時間があっても足りない。
しかしなんだかんだでここまで続けてこられたのは、結局私がこのゲームを好きだからなのです。
面白いかどうかではなく好きかどうか、なのです。
いくら面白いと言われても好きでもないゲーム・興味が湧かないゲームに時間を費やすことはできないですからね。

PSO2が好きで仕方なくて、二度とやるまいと思っていたブログに再度手を出すことにもなりました。
昔ブロガーだったころとは記事のジャンルも書きかたもまるで違います。
いまはランキングの順位に興味がないし、実はアクセス数にもさほど興味がありません。

それでもこんなブログを読んでくれる人たちが大勢いるということは、私にとって最高に嬉しいことです。

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旅行中の3鯖でもらったGJ。
ブログに所属鯖は関係ないというのは頭で分かっていても、なんだか不思議な感じがします。


【初めてのミシュラン2つ星にビビりつつ】

さ、こっからは天ぷらですよ天ぷら。

天ぷらの高級店としては恐らく日本一、そして世界一の知名度を誇っているのが銀座の「てんぷら 近藤」です。
川端康成や三島由紀夫など名だたる文豪が長期滞在していたことでも知られる「山の上ホテル」の和食レストランで長く料理長を務めたのち、独立して現在の銀座に店を構えたのが店主の近藤氏です。
山の上ホテル時代から特に池波正太郎と親交があったことも有名な話ですね。

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まぁ、ここで近藤氏にまつわる話を長々と書いても仕方ないのでとっとと話を進めましょう。
近藤氏、そして「てんぷら 近藤」という店をより知りたければネットで調べてください。
ちなみに私も「山の上ホテル」うんぬんという話に関してはネットで調べたのをそのまま書いてるだけです。

なかなか予約が取りにくい店らしいのですが、私たち夫婦は運良く1週間後の予約が取れました。
ランチは12時からと13時半からの二部制になっていますが、私たちは13時半から。

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ランチのコースメニューは2種類で、私たちは高いほうを選択。
消費税とサービス料込みで9,180円也。
これに加えて単品で「とうもろこしの天ぷら」も注文。
飲み物は烏龍茶。

さぁ、ミシュラン2つ星の実力をとくと見せてもらおうではないか!
アレ・キュイジーヌ!(鹿賀丈史の声で)。


【この日、人生が変わった】

結論から言います。
まさに衝撃でした。
白旗です、降参します。

私は食に関しては長いこと、たいしてこだわりがありませんでした。
そんなものがあったらサッポロ一番みそラーメンをこよなく愛する人間にはなってなかったはずです。
1ヶ月にいちどはマックのハンバーガーやケンタッキーのチキンが猛烈に食べたくなったりする、ごく普通の庶民的な味覚しか持ち合わせてないのです。
最近では白飯の上に桃屋の「穂先メンマやわらぎ」をぶっかけて食べるのがお気に入り。

穂先メンマやわらぎ

しかし、そんな私ですら「てんぷら 近藤」には打ちのめされました。
まさに食に対する価値観を根底から覆されました。
これまでの自分を全否定されると同時に、これからの自分の世界が一気に広がった気分にさせられました。

もうすでに、この時点で感動してしまっている自分がいます。
こんなことは41年間生きてきた私でも、そうそうあることではありません。

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私たちの担当は近藤氏ではありませんでした。
しかしそんなことはどうでも良いのです。
そもそも近藤氏が任せているのだからお弟子さんの実力を疑う余地はありません。

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最初に出されるのは海老の頭。
足の1本1本にすら大変な旨味があります。

とにかくサクサク、ただ海老の殻を焼いたのとは明らかに違う。
これが天ぷらか!

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それにしても、想像していた天ぷらとはずいぶん違います。
早い話が、「衣」の存在感が薄い。
感覚的には素焼きに近いけど、それでもこの風味は天ぷらでないと出せないはず。

もうこの時点で「これはヤバいかも」と思うに充分な味です。

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2品目は海老の本体です。
これまた衣の存在感が非常に薄い。
というか、衣自体が物理的に薄いんですけどね。

衣自体は全然主張してこないけど、当然天ぷらである以上は最初の「サクッ」とした食感には貢献しているわけです。
そして海老が、とにかくしっとりしている。
プリプリだけど素晴らしくしっとりなんです。
天ぷらに限らず、これほどまでにしっとり感に満ちあふれた海老を私は食べたことがありません。

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近藤氏の持論に「天ぷらは揚げものであると同時に蒸しものでもある」というのがあるんですが、この海老からはそれが非常に分かりやすい形でダイレクトに伝わってきます。
みずみずしさが確実にあるんだけど、しかし蒸したり茹でただけではこの味と香りにはならない。
あくまでも近藤流の「天ぷら」でこそ実現できるものと言えましょう。

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お次は「アスパラガス」。
海老の時点ですでに冷静さを失っており、断面の画像を撮ってません。
この画像だけを見ると衣が厚そうなのですが、実はこれもまた非常に薄い。

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天ぷらとは、あくまでも食材をおいしくする調理法でしかないことにあらためて気付かされます。
要するにこの店では「天ぷら料理」然としたものを食べているわけではなく、あくまでも旬の美味しい食べ物を「天ぷらという調理法で食している」だけなのです。

アスパラの食感は柔らか一辺倒ではありません。
芯の繊維がはっきり感じ取れ、シャキシャキ感も強めです。

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ピーマン。
これで完全に打ちのめされます。

極言してしまえば、ピーマンに衣をつけて油で揚げて半分に切っただけですよ。
なのに身は柔らかくジューシーだし苦味が奥に引っ込み、甘みが前面に出てくる。

しかしその甘みの土台になっているのは、確実にピーマン特有の苦味なのです。
なんというバランス感覚!
「ピーマンを天ぷらにするとこんなに美味しいんだ!」ではなく、「天ぷらこそがピーマンにおける最良の調理法なんじゃないか」と思わされる代物。

ピーマンの天ぷら自体は、これが初めてではありません。
しかしいままでは単に衣付きのピーマンを食べてるだけだった。
近藤はそうではなく、ピーマン自体の美味しさをダイレクトに伝えてきます。

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きす。

天ぷらの王道ですね。
身が肉厚でふわふわ、つゆでも塩でも美味しい。

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蓮根。

固すぎず柔らかすぎず絶妙な火の通しかた。
恐らくアゴが弱い人でもシャキシャキ感を楽しめるはずです。

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ナス。

みずみずしいのはもちろんですが、やはり火の入れ方が絶妙。
柔らかい、だけではないんですよね。

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ホタテ。

わさびと塩で食べます。
日本酒と合わせたかった・・・(禁酒中)。

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玉ねぎ。
この日、最大の衝撃がこれ。

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直感的に、これほどまでにうまい玉ねぎは他の調理法ではあり得ないんじゃないかとすら思えます。
天ぷらにすることによって玉ねぎ自体の水分が外に逃げず、衣の中でうまい具合に充満している。

つまり、これは玉ねぎの旨味だけが極度に濃縮された状態。
こんなのが美味しくないわけがないのです。
これまた天ぷらの可能性を思い知らされました。

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穴子。
身がふっくらとしていて食べごたえもあります。

ただ、これには穴子特有の臭みが若干残ってました。
これが近藤流なのか、それともたまたま穴子が良くなかったのかは分かりません。
個人的には充分に許容範囲の臭みなんですけどね。

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追加注文のとうもろこし。

単に甘いというだけでなく、香りもしっかり引き出しています。
妻はこれが一番気に入ったようです。

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私たちが頼んだコースにはかき揚げが付いてきます。
そのかき揚げをどうするか聞かれます。

1、白飯+かき揚げ
2、天丼
3、天茶

私たちは天茶を注文。
天茶というのは天ぷら茶漬けです。

衣が薄いのでお茶をかけると程よくかき揚げがバラけて、非常に軽い味わいになります。
脂っぽさとは無縁。

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最後はデザートのマンゴーで〆。
ま、これは普通かな。

いっそこれも天ぷらで食べたかった(無理難題マン)。

★ ★ ★

というわけで「てんぷら 近藤」のランチを紹介してきたわけですが、とにかくこの店は野菜の天ぷらが絶品です。
天ぷらに対する見方、そして野菜そのものに対する見方がガラッと変わってしまいます。

誤解を恐れずに言ってしまえば、「うまい天ぷらを食べた」という印象は限りなく薄い。
それよりも「うまい玉ねぎを食べた」「うまいピーマンを食べた」という印象のほうがはるかに強いのです。
つまり素材の印象が極度に勝っている状態。

もちろん素材そのものはよく吟味されたものを使っていて、その時点である程度の美味しさは約束されていることでしょう。
しかしその素材を良さを最大限に引き出す手法こそが「天ぷら」である、という確固たる信念と凄みを感じてしまいました。
そしてその説得力に、完全に圧倒されたと言っていいです。

それでいながら、近藤氏は己の知識や技術を秘密にするどころかフルオープンにしています。
「天ぷらの良さを世界中に広げたい」というのが理由のようですが、こういった部分も含めて本当に一流の職人なんだなと感じた次第。
ごく一部の美食家や評論家のための商売ではないんですね。

私も妻も、料理の味のみならず近藤氏の人柄や哲学にまで心酔してしまいました。
もはやミシュランの星などどうでもよい話です。

こことは長い付き合いになりそう。
そんな予感を胸に、店を後にしたのでした。

というわけで、本日はここまで!
ごきげんよう!
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Comments 4

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ターネ  

ありがとうございます。

こんにちは。この間GJした者です。
こういうところに、書き込みをするのが、はじめてなのでつたない文章になってしまいますが、記事にして頂き、うれしく思いまして送りました。
超界で見かけてもしかしたらと思い、アークスカードを確認したらミュルザンヌさんだったので、失礼かと思いましたがGJしてしまいました。
長々とすみません。これからもブログを楽しみにしてます。
PS 天ぷらとてもおいしそうですね。後、高そうw。

2019/08/31 (Sat) 21:32 | EDIT | REPLY |   
ミュルザンヌ@Ship1

ミュルザンヌ@Ship1  

Re: ありがとうございます。

コメありターネさん!

こちらこそありがとうございました!
あのGJが明日への活力、そして自信になっていますw
普通に「ありがとうございます」的な返信をしたけど、本当はガッツポーズするぐらい嬉しかったですよw

一応予定としては9/18メンテ前まで3鯖にいる予定なので、またご一緒できるかもしれませんね。

天ぷらは美味しかった、という以上に天ぷらというものへの価値観をひっくり返された感じです。
あそこまで素材の味が前に出た天ぷらなんて食べたことなかった。
今まで私が食べた天ぷらというのは、まさに衣の奥に素材の味や香りが引っ込んでましたから。

そういう意味ではたしかに絶対的にはお高いけども、妥当な価格設定だと思いましたw

2019/09/01 (Sun) 00:02 | EDIT | REPLY |   

REISHI.M.A  

遅くなりましたが^^

時間が経って読んでもやはり読み応えのある回ですね^^
Twitterでの「作り手の高い志や生き様を感じとって…」というコメントが頭にあったぶん最初読んだ時とはまた違う印象でほんと 美味しかった!だけじゃないものもよく感じられますよ!♪食事後の談話が一番胸に残りますね。ほんと価値観変えられたんだなぁと^^♪

こと天ぷらに関しては(写真がまた美味しそうの連続かつ写真に添えられた一口メモにもまたそそられましたね♪アルコールも欲しいとこですよねw)東京にはなかなか行けないので大阪の与太呂本店くらいは一度は足を運ばないと行けないなぁとも思いましたね(笑)刺激もらいましたよ!

ミュルさんのブログは読んでてPSO2以外の色んな文化が入ってくるから改めて面白いですよね♪食回は特に以前やられてたブログのように書かれているということですのでやはり熱量が違いますね!

良い回でしたよ♪ごちそうさまです^^

2019/09/02 (Mon) 17:08 | EDIT | REPLY |   
ミュルザンヌ@Ship1

ミュルザンヌ@Ship1  

Re: 遅くなりましたが^^

コメありレイシさん!

天ぷらとはこういうもの・野菜とはこういうもの、といった個人的な価値観を真っ向からぶち壊されたようなもんですね。
普段食べるものはこれまでと変わらないけど、玉ねぎ1つにしてもその時食べた極上の玉ねぎがあることをすでに知っているわけです。
私は決して美食家ではないので常にそんな素晴らしい玉ねぎを食べる必要はないのですが、少なくとも素晴らしい玉ねぎが食べたければ近藤に行けばいいという妙な安心感があったりするw

玉ねぎにしろピーマンにしろ、まったく知らない味ではないのですよ。
少なくとも全然違う味ではありません。
しかし素材の味を突き詰めるとここまでうまくなるのか、という大きな発見がありました。
おかげで野菜に対する愛着が湧いた、といってもいい。

PSO2以外の文化、という意味では近いうちにまたそういうのがありますw
今度は食べ物ではなくホテルなんだけどね。
それも高級ホテルではなく、あくまでも庶民的なホテル。
令和の時代に完全に取り残されたような昭和感プンプンの個性的なホテルですw

2019/09/03 (Tue) 00:18 | EDIT | REPLY |   

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